AI項目抽出では、文字認識を行いたい場所ではなく項目に対応する内容を探し出すようにします。
帳票の記述内容によっては項目をうまく拾えない場合もあります。
そのような場合に項目名や指示文(プロンプト)を調整 = チューニングすることで正確に結果の取得ができます。
チューニング例①
以下のような注文伝票があります。
ここから、項目名として明記されていない「発注元会社名」取得するとします。


項目名だけを設定した場合、発注元会社名が「シー・システム(株)殿」になってしまいます。
(正しくは「スーパ北国」)

帳票内に複数の抽出候補がある項目の場合は設定のチューニングを行います。
帳票の説明と発注元会社名の指示文に追記し、AIが判断するための情報を与えてやります。
追加情報があることで認識結果が改善されます。


チューニング例②
以下のような電話受注メモがあります。
「検品予定日」「合計数量」といった帳票内に明記されていない項目を抽出しようとすると
近い内容のものや計算して抽出してくれます。


このような帳票の場合、日付欄に文字列として書かれている「なるはや」や存在しない場合はこう出力してほしい、といったチューニングも可能となっております。

