結合キーについて

AI JIMY Paperbotでは、1つのワークフローに対して複数のテンプレートを設定する事が可能です。

また、仕分け機能を駆使することで多くの帳票処理を行うことが可能です。

複数の帳票を処理する際に、一組にまとめる際に活用できる機能が「結合キー」です。

例えば用紙の表裏をひとまとめにしたCSVファイルを出力出来ます。

基本的な使用方法

結合キーを設定する際は、テンプレート編集時に画面上部のメニューバーから選択します。

結合キーボタンを選択することで、結合キー設定モードに変更することが出来ます。

文字領域設定時やチェックボックス領域設定時と同様、マウスにて領域設定を行うことで結合キーを設定することが可能です。

例として、縦型と横型の帳票設定をしたい場合は以下の通りとなります。

まずは、横型帳票のテンプレート設定を行います。

たとえば、上図のように 担当部署別に帳票を分けたい場合には、

①結合キーボタンをクリック

②担当部署が記載されている部分を領域設定

③領域名の部分に、「担当部署A」とします。

※領域名は、この後設定するテンプレートと異なるものであれば問題ございません。

 例:印字-1の担当部署など

横型帳票では、結合キー以外に「見積もり有効期限」を設定しました。

次に、2枚目の帳票(縦型帳票)のテンプレート設定を行います。

横型帳票と同様に、結合キー領域として担当部署を設定。

縦型帳票では「見積書No」を認識させるようにします。

これで、縦型帳票・横型帳票ともに「担当部署」でグルーピングすることが出来ました。

従来であれば別テンプレートとして出力するはずだった縦・横帳票を1つのグループとしてみなすことが出来ます。

結合キーを使用した際の出力設定

結合キーがある場合の出力条件は、通常の複数テンプレート時とは異なり、変数設定できる領域は結合キーを設定している帳票の領域となります。

※通常、結合キーを設定していない場合、複数テンプレートの出力時に使える変数は各テンプレートで共通している領域名のみとなります。(例:A帳票・B帳票で両方ともに「会社名」という領域名の箇所があれば、「会社名」を変数として利用可能)

たとえば上図のような出力設定していた場合、

workフォルダの中に、担当部署Aの認識結果のフォルダを作り、その中に新しいPDFファイル.pdfやcsvファイルを作成することになります。

出力例

実際に認識処理を行ってみましょう。

結合キーを設定していない場合ですと、この縦・横二枚の帳票はそれぞれ別々の帳票として処理されてしまいます。※そのためPDFやcsvファイルもそれぞれ1つずつ出力されます。

横帳票・縦帳票ともに結合キーとして領域設定した担当部署は「システム開発部」と認識しています。

「結合キー」であるシステム開発部、というフォルダの中にそれぞれPDFファイルとcsvファイルが作成されました。

PDFファイルを開くと、1ページ目には横帳票。2ページ目には縦帳票が保存されています。

csvファイルを開くと、縦・横帳票で領域設定した内容が1つのcsvファイルとしてまとめられています。

このように結合キーを利用することで、複数テンプレートのグルーピングを行うことが出来、ファイル整理を円滑に行うことが可能です。

是非ご活用ください。

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